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落語初心者におすすめ!誰でもわかる!!笑える!!!立川志の輔の落語

落語を聞いてみたいけど何から聞けばいいの?

そもそも知識がないと理解しにくいんじゃない?

 

そんなことを思っている人に、

いや、そんなことを思っていなくても、すべての人におすすめした落語家がいます!

 

 

それが立川志の輔さんです。

 

 

この志の輔落語こそ、私が落語に興味を持ったきっかけです。

 

はじめて聞いたその日から、通勤電車の中で延々と聴き続けています。

 

 

今回は落語初心者でも安心して聞くことができる、立川志の輔さんの落語の魅力を3つお伝えします!

 

そして最後に「まずはこれを聞いてほしい!」というおすすめの志の輔らくごについても語ります。

 

もしこの記事を読んであなたがひとつでも志の輔さんの落語を聞いたなら、1週間後には志の輔さんの落語が片時も離せなくなるでしょう。

 

それがきっかけで、きっとそのほかの落語家も好きになることでしょう!!!

 

初心者におすすめしたい!志の輔らくごの魅力

志の輔らくごの魅力その1:現代を舞台にした創作落語

志の輔さんの魅力のひとつは現代を舞台に、志の輔さんが自ら話を作る新作落語・創作落語です。

 

基本的に落語の舞台は江戸時代から明治時代です。

 

これは古典落語といって、長く受け継がれてきた話をする、最もポピュラーな落語ですね。

 

古典とはいえ、プロの噺家たちが工夫をして、初心者の私たちがいきなり聴いても理解できるように話をしてくれます。

 

とはいえ、

 

「でも江戸時代の話だとどうしても場面がイメージしづらいのでは?」

 

と思う人も多いのではないでしょうか?

 

その不安を解消するのにうってつけなのが、志の輔さんの創作落語です。

 

なぜなら基本的に現代が舞台だからです。

 

そのため江戸時代や明治時代の知識もまったく必要ありません。

 

例えば下記のようなタイトルの落語があります。

・スマチュウ → スマートフォンを題材にした落語

・ガラガラ → 商店街の福引(ガラガラ)を題材にした落語

・歓喜の歌 → ママさんコーラスを題材にした落語

・みどりの窓口 → みどりの窓口の切符販売を題材にした落語

・身代わりポンタ → ゆるキャラを題材にした落語

 

など、その他多数!!!

 

タイトルを見てわかる通り、すべて今の時代の一場面を切り取った落語なんです。

 

だから理解しやすい。

 

だから落語の入門にはピッタリ!

 

志の輔らくごの魅力その2:共感できる愛すべきキャラクターたち

志の輔さんの落語には「バカだなー」と思うキャラクターが出てきます。

 

しかしその「バカたち」と自分が見ている世界がとにかく重なる。

 

「自分もこういうことやっちゃうなー」

 

とか

 

「こんなことするやついるよね」

 

とか

 

「もしこういう場面だったら自分はどうするかな」

 

とか。

 

志の輔さんの世の中の切り取り方が絶妙なので、登場人物にとにかく共感できてしまう!

 

 

例えば、「スマチュウ」という落語。

 

この落語は大学生の「ケイスケ」が親戚のおじさんにお金を借りに行くところから始まります。

しかし、ケイスケはおじさんに「お金を貸してほしい」とお願いしながら、スマホに目線をチラチラ。

それにおじさんも怒って、

「人と話すときは人の目を見ろ!スマホから手をはなせ!」

とケイスケを突き放します。

そこへ、おばさんがおじさんのスマホを手に現れます。

そこには夜のお店の女の子からのメッセージが。

おじさんは一気に追い込まれていく…

 

…みたいな話です。

 

この話の最後のオチの一言が秀逸すぎるのですが、それは「その3」で書きます。

 

 

これ、「人と話すときにスマホ見ちゃう」とか「スマホから浮気がばれる」とか、まさに現代でありがちなことですよね。

 

しかもスマホの使い方を注意していたおじさんが、スマホに足元をすくわれるというバカな感じ。

 

どのキャラクターも本当にバカなんですが、どこか憎めない人たちばかり。

 

このキャラクターたちの魅力を描く力が志の輔さんは本当にすごい!

 

だから、私たち聴き手は共感して、笑える。そしてときに感動もできる。それが志の輔らくごなんです!

 

志の輔らくごの魅力その3:伏線の回収

志の輔さんの落語を聴き終わった瞬間、「なるほど!そこがここにつながるのか!」と、まるでミステリー小説の犯人がわかった瞬間のような快感が味わえます。

 

先ほど紹介した「スマチュウ」を再び例にあげましょう(ネタバレになりますが、ネタバレしても魅力が落ちないのが落語だと思うので)。

序盤に「人の目を見て話をしろ!スマホから手をはなせ!」と言っていたおじさんですが、おばさんの登場で形勢が悪くなります。

おばさんに問い詰められてタジタジに。

バツが悪くなって、怒るおばさんから目をそらすおじさん。

すかさずおばさんが、

「人が話しているときは人の目を見なさいよ!」

と怒ります。

あまりにおばさんの剣幕がすごいので、ケイスケも遠慮して帰ろうとします。

すると、おじさんが言います。

おじさん:「ケイスケ、おじさん、お前に大事なことを教えたよな?」

ケイスケ:「うん、教わった。人と話すときは目を見ろってことでしょ?」

おじさん:「違う違う、そんなことはもうどうでもいい。一番大事なことは『けっしてスマホを手放すな』

どうでしょう?

 

前半に「人の目を見ろ!スマホから手をはなせ!」と言っていたおじさんが、おばさんから同じことで怒られて、最後には「けっしてスマホを手放すな」と言う。

 

前半が伏線になっていて、見事に後半、そして最後の一言で回収する。

 

しかもそれがバカバカしくて笑える。

 

 

日常の小さな出来事を、これだけ魅力的に面白く描けるなんて、いったいどんな想像力を持っているのでしょうか。

 

 

おすすめの志の輔らくご:踊るファックス

最後に最初に聞いてほしいおすすめの志の輔落語を紹介します(志の輔さんの落語は古典も含めてすべておすすめですが)。

 

それが「踊るファックス」です。

ある家庭のもとに届いた1通の「まみこ」という女からのファックス。

そこには

「この薬さえ飲めば、この世ともあなたとも、さようなら」

と意味深なメッセージが。

間違いファックスだと思って、その返信をファックスで送るが…事態は予想外の展開に。

 

といった感じの話です。

 

志の輔さんの魅力がつまった本当にバカバカしい最高の一席です。

 

まとめ

志の輔さんの落語は間違いなく誰も楽しむことができます。

 

そして「俺、最近落語きいてるんだよね」と周りの人たちにどや顔で自慢できるでしょう(?)。

 

まずはひとつどれでもいいので聞いてみましょう!

 

気づいたら志の輔さんの独演会の席に座っていると思います!

 

参考サイト:志の輔らくごウェブサイト

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