以前、鎌倉シャツのオンラインショップでパターンオーダー(MADE TO MEASURE)のシャツを注文しました。
自宅にて自分で採寸し、また鎌倉シャツの既成シャツのサイズをベースに「このくらいかな」というサイズで注文。若干の不安がありましたが、いい感じのサイズに仕上がったと思います。
▼初回購入記事はこちら
鎌倉シャツのパターンオーダーシャツ(MADE TO MEASURE)をレビュー
味を占めた私は春夏に向けて、再び鎌倉シャツのMTMでシャツを購入しました。
どちらも夏の素材であるリネン、麻を使ったシャツです。
目次
今回注文したシャツ
▼写真左
素材:綿70% 麻30%
生地:平織り
生地ブランド:Original Fabrics
ボディ:スリムフィット
襟型:ワンピースカラー
カフス:円錐カフス
前立て:裏前立て
価格:10,780円(税込)※送料無料
▼写真右
素材:麻 100%
生地:平織り
生地ブランド:THOMAS MASON
ボディ:スリムフィット
襟型:ワンピースカラー
カフス:円錐カフス
前立て:裏前立て
価格:13,200円(税込)※送料無料
夏を快適にすごす麻シャツ
だんだんと暖かい日も多くなってきました。これからはあっという間に熱くなっていくでしょう。特に近年の夏は湿度もあいまって相当暑いですよね。
そんな暑い時期の代表的な素材が麻です。
今回は麻の混紡率によってどんな違いがあるのかも気になったので、麻100%のものと綿麻混紡のものを1着ずつ注文しました。
麻と綿麻
どちらも色はサックスブルー。間違いのない色ですよね。
遠くから見ればほとんど違いはわかりません。
しかし近づくと違いが見えてきます。
まずは麻のシャツ。
着なくてもわかる清涼感を感じる見た目。生地を触った感じもシャリッと冷たい感触。麻特有の節が入っていて、それもまた見た目の涼しさを増してきます。
夏の暑い時期でも会う人に暑苦しさを感じさせない素材ですよね。夏のビジネスには必須です。
対して綿麻のシャツ。
綿が70%、麻が30%なので麻100%のシャツに比べるとしっかりしている印象。ただ麻の素材の良さもでていて、同じように清涼感を感じさせます(まあサックスブルーという色自体に清涼感があるという可能性もありますが…)。
麻のシャツはどうしてもしわになりやすいです。「しわは味だ」といえばそれまでですが、やはりビジネスで着ることを想定すると、あまりにもしわしわで着るわけにはいきません。
そこで綿が混紡しているものを選べば、しわの入り方も軽減され、アイロンがけも楽になるでしょう(予測。またそのあたりも記事にできれば)。
また綿麻は生地が若干厚くなるので透けにくさもあります。
前の2枚の写真で比べるとわかる通り、シャツをかけてあるハンガーが麻100%のシャツのほうがより透けて見えますね。
次はより近づいてみてみてみます。
麻100%は滑らかな生地。
綿麻はざっくりとした生地。
麻100%はツヤッと美しく、綿麻はガシッと丈夫。
どちらの生地も近くでみても涼しさを感じます。
鎌倉シャツの襟型:ワンピースカラー
鎌倉シャツのMTMには多彩な襟型がそろっています。
その中から今回選んだのがワンピースカラーでした。
ノーネクタイできれいに決まるワンピースカラー
春夏に着るので、大半はノーネクタイであることを想定しています。そのためノーネクタイで決まる襟型を選びたい。
以前MTMしたときもノーネクタイで決まる「フランチェーゼ」という襟型を選択しましたが、今回はよりノーネクタイ重視で「ワンピースカラー」を選択しました。
鎌倉シャツの公式HPにもこう書かれています。
ノータイスタイルが格好良くキマる襟型です。 前立てから襟にかけて1枚の生地("one piece")で出来ているため、美しくなめらかに立ち上がり、軽やかでエレガントな印象になります。
公式HP:https://shop.shirt.co.jp/shop/pages/shop/e/eqa04/?pages_features
よりノーネクタイでキマることを意識している襟型ということですね。
また、第2ボタンから第1ボタンにかけての前立て部分にも心材がしっかりと入っているので、1日着ていても襟のあたりがヘタッとなることがありません(稚拙な表現!)。
ジャケットを脱いだ状態でも襟が切れに立ちます。開き方もきれいですね。
ジャケットを着るとふんわりとロールしておさまりがいいです。
麻は綿よりどのくらい縮むのか?
購入する前に麻と綿について調べると、麻のほうが縮む比率が高いということがわかります。ではどのくらい縮むのか、そしてサイズは同じでいいのか?
麻のシャツをオーダーする前に結構悩みました。
鎌倉シャツに聞いてみた
鎌倉シャツのサイトではチャット形式で気軽に質問をすることができます。質問するとコンシェルジュがすぐに返信をくれるのでびっくりしました。本当にすぐに返信がきます。
まずこんな質問を投げました。
麻素材のシャツのサイズについて質問です。
パターンオーダーの際に、素材が麻100%でも、綿100%と同じサイズ選択で大丈夫でしょうか?
それとも一般的に麻のシャツは綿のものよりも縮み幅が大きいと言われているので、麻の場合は少し大きめにサイズを取るべきでしょうか?
もし、後者の場合はどの程度差をつけるべきかアドバイスいただければ幸いです。
よろしくお願いします。
するとすぐに返答がきます。
仰る通り、麻の方大きく縮みがでるのですが綿のサイズ自体にある程度のゆとりがある場合には麻でも同じサイズをなさることをおすすめいたします。
縮むからといってサイズを上げてしまうと大きすぎる可能性がございます。
反対に、綿の場合のサイズをタイトにお召しの場合には麻はさらにタイトになってしまうかと思いますので、その場合はサイズアップをご検討いただくようになります。
通常の綿のサイズはどのようにお召しでしょうか?
なるほど。
私は綿のシャツをそれほどタイトに着ていませんでしたが、首回りだけすこし窮屈に感じることがあったので、「首回りだけ0.5cmアップしてみるのはどうでしょうか?」と返信しました。
するとまたすぐに返信をくれます。
さようでございますか。
麻生地の場合、首元を1番上のボタンまでお留めになることはあまりないかもしれませんが、0.5㎝程度ですと大きくしても見た目に影響が出るほどではございませんので大丈夫かと思います。
オンライン上でもすぐに返信をくれるので、安心して買い物をすることができますね。
鎌倉シャツのコンシェルジュに聞く限りだと「麻は確かに綿より縮むが、気にするほど大きな差ではない」ということだと思います。
実際に、今後検証してみる
実際にどのくらい縮むのか興味があるので、今後何回か使用した後に測ってみたいと思います。
手元に綿100%・麻100%・綿70%麻30%の3種類の同じサイズのシャツがあるので、洗濯することでどのくらい縮み方に差が出るのか?または出ないのか?検証していこうと思います。
まとめ:シャツを買うならやっぱり鎌倉シャツ
今回買ったシャツも着心地がよく、またワンピースカラーもこれからの季節大活躍しそうな襟型です。
質がよくて選択肢も豊富にある、そして問い合わせにもソッコーで応えることができる鎌倉シャツの信頼感は絶大!
オンラインショップのインターフェースもいいので、いろんなものに手を出してしまいそうになります。
麻の縮み方も含めて、着ていく中での変化についても、今後楽しみです。