最初はまったく欲しいと思っていませんでした…
「靴にこんなにお金を払うなんておかしい」と思っていました…
でも、たどり着いてしまったんです…
そう、それが、
エドワードグリーンのカドガン!!
今回は、15万円以上もする靴なんて「絶対にいらない」と思っていた私が、エドワードグリーンまでたどり着いてしまった思考の変化、
そして、カドガンとの出会い、開封時の様子について書いていきます!
目次
エドワードグリーン・カドガンまでの道のり
エドワードグリーンなんて欲しくない?
私は2016年の年末に本格靴に手を出し、2018年までにクロケット&ジョーンズの靴を3足そろえたことで、
「もう靴を買うのはやめて、今あるものを大切にしていこう」
そう決めていました。
ましてやエドワードグリーンなんて、
「定価で買うと15万円以上する」
↓
「クロケット&ジョーンズが2足買えるくらいじゃん」
↓
「そんな倍するくらい質の違いなんてないだろ!」
↓
「そもそも質の違いなんてわからないし!」
↓
「だったらクロケット&ジョーンズ買うわ!」
と思っていました。
でもやっぱり欲しくなる
なんでなんでしょう?
初めての本格靴・マグナーニを買ったときも、クロケット&ジョーンズを買ったときも、
はじめは
「そんな高い靴買えるか!今ある靴がたくさん買えるじゃん」
って思うんです。
でも最終的に欲しくなる・・・
同じことがエドワードグリーンでも起きてしまいました。
クロケット&ジョーンズのオードリーを3年履いたことで足に馴染んで、
「ほんといいなこの靴」
と思っていた当時。
「この靴より倍近く高いエドワードグリーンの靴は、いったいどんな履き心地・質感なんだろう?」
と悪い好奇心が。
「クロケットがすごくいいから、いらないとは思っていた。だけど、試しもしないでそんな判断をしていいのか?」
そんな、なんの根拠もない自分の中での勝手な説得で、あっさり「欲しくない」が「欲しい」に変わってしまったんです。
どのモデルを買う?
人間の物欲とは恐ろしいもので(人間とひとくくりにしていいかはおいておきます)、「欲しい」とちょっとでも思った瞬間から「何を買うか?」に思考が変化します。
そう、もう買うことは前提!
「上質な革靴だからオーソドックスに黒のストレートチップ・チェルシーか」
「いやいや、もうそれは十分だからパンチドキャップか」
「それも十分あるだろ、ここはあまり買わないUチップ・ドーバーか」
などなど、四六時中エドワードグリーンのことを考える毎日。
ほぼ恋の病状態です。
銀座のエドワードグリーンへ
ひとまず実物を見てみようということで、銀座の街へ。
ここにはエドワードグリーンの店舗があります。
勇気を出して、入店…
…することができず、30メートルくらい距離を置いて店を眺めます(張り込み?いや、ストーカー?)。
あまりに高級感あふれる雰囲気が私を寄せ付けませんでした。
1時間経過…(冗談抜きでそのくらいかかりました笑)
なんとか一歩店に踏み入れます。
店員さんは1人。
その人は必要以上に話しかけてくることもなかったので、
私は緊張しながらも高級靴たちを見つめ続けます。
さらに勇気を出して、
「ちょっと、試し履きしていいですか?」
と店員さんに尋ねます。
店員さんは快諾してくれて、私の足のサイズを確認。
店の天井近くの棚に梯子をかけて、
数サイズ分持ってきてくれました。
さあ、悩むのはここからです。
私は、パンチドキャップの「BERKELEY」とセミブローグの「CADOGAN」を出してもらいました。
その時の私はセミブローグのシューズを
「なんか穴だらけで変だなー」
と思っていたので(超失礼)、
CADOGANを買うつもりはまったくありませんでした。
しかし、エドワードグリーンの代表的なラストである「202」の「BERKELEY」がここにはないらしく、それを確かめるために「202」の「CADOGAN」の試着も依頼したんです。ともにダークオーク。
ラスト「82」の「BERKELEY」は7.5が適正サイズのよう。
対して「202」の「CADOGAN」は7が適正サイズ。
最初は「BERKELEY」が欲しいと思っていました。
しかし、試着した感じ、あきらかに「CADOGAN」のほうがしっくりきます。
「だったら、ラスト202のBERKELEYを他で探せばいいのでは?」
そう思って、一度店を後にしました。
店を出て思います。
「本当にセミブローグを自分は欲しくないのだろうか?」
「いや、CADOGANはかっこよかったぞ」
「しかも、ダークオークカラーもいい色味だった」
「エドワードグリーンのダークオークは個体によって色味も違うってきくし」
「あの色味にはもう二度と出会えないかもしれない」
「よし、CADOGANを買おう!」
と店を出て、わずか5分ですぐに店に戻ります笑
「さっきのCADOGANください」
勇気を出して告げました。
購入当時(2019年)の価格で171,720円(税込)。
新入社員のころに無理して買ったロードバイクよりも高い、自分史上最高額の買い物。
革靴にハマるとは、こんなにも恐ろしいことだったのか…
緊張の履きおろし
家に帰って自分のものになった憧れのエドワードグリーンとご対面。
高級感のある袋から、これまた高級感のある明るいグリーンをした箱を取り出します。
ふたをとって渋い色味のシューバックの下には…
じゃん。
完璧な色合いのダークオークのCADOGANが!
上から見ても、
横から見ても、
後ろから見ても、
裏から見ても、
美しい!
もう見ているだけで買った価値があるといっても過言ではありません(過言です)。
そして、数回家の中で履いてみた後に、いざ外へ!
履いている感じはぎゅっと足に密着していてタイトな感じはありました。
しかし、それが自分の足に沿っている感じがして全く不快ではありません。
最初から気持ちよく履ける。
「202にしてよかった」
と心から思いました。
まとめ:履き心地が最高にいいラスト202、そしてセミブローグを気に入る
CADOGAN、最高です。
履き心地、カタチ、色味、全部好きです。
CADOGANを手に入れたことによって、
高級靴を買うことに対する抵抗、
セミブローグに対する抵抗、
この2つの抵抗が取り払われました。
よって、この後もどんどん新しい革靴に出会っていくわけです…笑
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